今や度々見聞きする「SDGs=持続可能な開発目標」。地球が抱えるさまざまな環境問題の解決に向けて、世界中の国や企業がさまざまな取り組みを行っています。そんな中、「個人でも何かできないかな…」と考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、日常生活に取り入れられる、環境に優しい暮らし方のヒントを9つ紹介します!
一人ひとりの行動が、地球の抱える問題を解決する力になります。ここでは環境に優しい暮らし方のヒントを9つ紹介します!
エネルギー消費を抑えることは、温室効果ガスの排出を減らすことにつながります。家では電気のつけっぱなしや電源プラグの差しっぱなしに気をつけるなど、電気の無駄遣いに注意しましょう。
また、電力消費の少ないエコ家電やLED照明に切り替えるのもおすすめです。さらに冷房や暖房を使う季節には、エアコンのフィルターをこまめに掃除すると、効きが良くなり節電につながります。
通勤時や外出時には、車やバスなどの移動はなるべく控えて、自転車や徒歩での移動を増やすようにしましょう。
最近ではシェアサイクルが普及しているため、自転車を持っていない人でも気軽に利用しやすくなっています。
とはいえ、地域などにより移動は車でないと難しい人もいるかもしれません。そんな人は、将来的に電気自動車など環境負荷の少ないエコカーへの切り替えを検討するのも良いでしょう。
あわせて読みたい: 持続可能な観光とは?サステナブルツーリズムが求められる理由
週に1日はお肉を控え、植物性たんぱく質を中心としたプラントベースフードを取り入れてみましょう。
週に1日、肉を食べない日にする運動を「ミートフリーマンデー」と呼び、イギリスを始め日本でも活動が広がりつつあります。
畜産業は温室効果ガスの排出や大量の水や土地、穀物を必要とするなど環境負荷が大きいと言われています。肉の消費を減らすことで、このような環境負荷を抑えることにつながります。
プラントベースフードには「大豆ミート」などの代替肉もあるため、お肉を食べたい人も満足感が得られますよ。
仕事や家事の合間にコーヒーブレイクをする人もいるでしょう。そんな人におすすめなのがサステナブルなコーヒーです。
サステナブルなコーヒーとは、栽培方法やコーヒー生産者の労働条件なども含め、自然や人に配慮して作られたコーヒーを指します。
「レインフォレスト・アライアンス」や「バードフレンドリー」、「有機JASマーク」などの認証マークは、人や環境に配慮して作られたコーヒーである証明。選ぶ際の基準にすると良いでしょう。
※サステナブルなコーヒーについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。
「サステナビリティに配慮したコーヒーとは?種類や選び方も解説」
世界で生産される食品の約3分の1が、ごみとして廃棄されている事実があります。買い物に行く際には、事前に冷蔵庫や棚の中の食材をチェックし、二重買いを防ぐようにしましょう。
食材の買い過ぎは、食材を使い切れなかったり、腐らせてしまったりして、食品ロスを招く可能性があります。また、一度に使い切れなかった食材は冷凍保存するなどして、最後まで無駄なく使い切る工夫をしましょう。
(参照:https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html)
生ごみも焼却の際に二酸化炭素を排出し、環境に負荷をかけてしまいます。そこで、生ごみは捨てるのではなく、コンポストで堆肥化するのがおすすめ。
コンポストとは、生ごみを発酵させて堆肥を作るリサイクル方法です。容器はホームセンターやネット通販などで購入できるほか、段ボールなどで自作もできます。生ごみの廃棄を減らせる他、肥料としても役立つため家庭菜園をする人におすすめです。
エシカルとは環境や人、そして動物にも配慮して作られていること。エシカルなファッションアイテムを選ぶことで、動物愛護にも貢献できます。
また、どのように環境に配慮して生産された素材か、どのような労働環境で生産された服なのか見えるものが、エシカルなファッションアイテムといえるでしょう。
長持ちするこだわりの一着を大切に着るのが、環境に優しいおしゃれのポイントです。
サステナブルツーリズムとは、持続可能な観光という意味。観光地の環境や文化、経済、人々の暮らしにも配慮する旅のことを指します。
海のアクティビティを楽しんだ後にビーチクリーンを行うなどのツアーもあり、「レジャー+環境保全」が体験できる企画が注目を集めています。
これからの旅行には、サステナブルツーリズムを取り入れてみるのがおすすめです。
休日には環境保全などのボランティア活動をしてみるのも良いでしょう。ごみ拾いから植樹活動、花を植えるなどさまざまな活動があります。
休日に時間がある人は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。環境に優しい行動をしていることを心から実感でき、同じ考えを持つ仲間との出会いも広がるでしょう。
あわせて読みたい: サステナビリティとは?3つの観点やSDGsとの違いを解説
今回は環境に優しい暮らし方のヒントをお伝えしてきました。
自分は環境負荷をどれくらい掛けてしまっているか、また環境負荷を減らすためには何ができるか、考えることが大切です。
ご紹介したヒントを参考に、一度に全部やろうとはせずに自分ができるものから始めるのがおすすめです。
環境問題を自分事にして、環境に優しい暮らし方を実践してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: ファッションにおけるサステナブル/持続可能なおしゃれとは?
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