海外のSNSなどでよく見かける、ビー玉を入れたおしゃれな水耕栽培。実はとっても簡単にヒヤシンスやチューリップなどの球根植物を育てられるのです。
今回はビー玉を入れたおしゃれな水耕栽培の一例として、ヒヤシンスの育て方をご紹介します!
ガラスベースの容器にビー玉を入れることで、見た目のおしゃれさがアップするのはもちろん、ビー玉が下に敷かれているため球根が直接水に浸るのを防ぐメリットがあります。
球根の水耕栽培では、球根が常に水に浸かっていると腐りやすくなってしまうため注意が必要です。しかし、ビー玉を敷けば球根を持ち上げる役割を担ってくれるため、球根が水に直接浸かる心配がありません。
球根自体が水に浸っていなくても、根から水を吸い上げることで植物は育ちます。ビー玉を入れるとおしゃれに見える上、球根が腐らないようにする役割も果たしてくれるのです。
失敗しないヒヤシンスの育て方で重要なのは「芽出し球根」を使うことです。芽の出ていない球根を育てる場合には、冷蔵庫で2〜3カ月ほど冷蔵処理しなければならず、手間がかかります。
球根が低温を経験しないと花が咲かないこともあり、育てるのが少々難しいため、ここでは比較的簡単な芽出し球根で育てる方法を紹介します!
1 .芽出し球根を購入する
冬場になると発芽済みの芽出し球根が出回ります。ホームセンターなどで手に入るので、まずはヒヤシンスの芽出し球根を購入しましょう。芽が出ているものはよほどのことがない限り枯れる心配がないのも良い点です。
2.根を水でよく洗い、土をきれいに落とす
芽出し球根をポットから取り出し、根を水でよく洗って土をきれいに落とします。芽出し球根が2〜3個で売られている場合には、球根の根が絡み合っている可能性があるため、根がちぎれないよう水につけながら根をほぐしていきましょう。土が残っていると水が汚れてしまい見た目にも良くないため、できるだけ土をきれいに落とすのがポイントです。
3.ガラスベースの容器に水と球根を入れる
球根を入れるガラスベースの容器に水を入れます。ガラスベースの容器がない場合はペットボトルでも代用可能です。容器に水を少量入れますが、この時水を入れ過ぎないように気をつけましょう。水を入れたら球根を入れ、お尻部分が水に浸からない程度に水の量を調整しましょう。
4.容器にビー玉を入れていく
水と球根が入った容器にビー玉を入れていきます。根は水に浸かるようにして、球根をビー玉の上に乗せるようなイメージです。これで準備は完了です。
芽出し球根は、根が水に浸かっていれば自然にスクスクと育っていきます。水は吸水や蒸発で減ってくるため、その都度きれいな水を補充してあげましょう。
ヒヤシンスを水耕栽培で育てる上で、いくつかポイントがあります。1つめのポイントは置き場所です。ヒヤシンスは育つうえで適度な寒さが必要なため、暖房が効きすぎている場所はNGです。生育温度である10℃〜20℃を保てるよう、適度な日光が当たる涼しい所に置きましょう。
2つめのポイントは1週間に1度は容器内の水をすべて換えることです。水の量は根が浸かる程度で十分ですが、水が汚れると菌が繁殖しやすくなるため、週に1度はきれいな水に換えてあげましょう。
ヒヤシンスの水耕栽培は芽出し球根を使うことで、手軽に準備ができ失敗のリスクも減らせます。ビー玉は100円ショップなどでも手に入り、ガラスベースの容器がない場合にはペットボトルでも代用できるため、低コストで栽培を始められます。
11月〜12月頃に始めれば、2〜4月頃には甘い香りが漂う、色鮮やかな花が咲くことでしょう。容器に入ったキラキラのビー玉がよりいっそうおしゃれに演出してくれますよ。
ぜひ、あなたもヒヤシンスの水耕栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: 水耕栽培におすすめの観葉植物と育て方のポイント